ドクターズインタビュー

故郷の茨城で、地域に寄り添う産婦人科医へ

筑波大学附属病院
産婦人科
渡邊 明恵  先生

※インタビューは、2019年に行われました。文中の所属施設は当時のものです。

茨城県での就業について

 茨城県の出身です。他県(群馬県)の大学進学の後に、初期研修を経て、筑波大学での後期研修の一環として茨城県立中央病院の産婦人科で勤務しています。生まれ育った土地で知人友人が多く、人とのつながりが強い茨城県内での就業を、元々考えていました。県内の病院は指導医も含めて、全体的に茨城県出身のの先生が多い印象を持っています。

産婦人科医を志した理由について

 産婦人科を選んだのは、内科的な仕事も外科的な仕事もある「なんでもやる科」つまり、医師として多様な経験を積むことができて、且つ、女性医師であることが活かせると考えたからです。勤務する茨城県立中央病院は、茨城県地域がんセンターとして婦人科疾患を中心に、年間約150件程度の分娩も手掛けており、多様な症例を診ることができる環境です。

 今後のキャリアを明確には決めていませんが、産婦人科の専門医を取得することが目の前の目標です。その後は、地域に密着した寄り添う医師として歩みたいと考えています。

茨城県で臨床研修をする魅力

 もちろん自分が見聞きした範囲でのお話になりますが、診療科の垣根が低いと言いますか、病院の皆で助け合う雰囲気が根付いています。医師が少なくチームが少人数制だからかもしれません。またもちろん教育熱心な先生が多いので、若手の先生にとってよい経験ができるのではと思います。

茨城県のおすすめ

 まず暑くも寒くもない気候でとても過ごしやすい土地だと思います。食事は海の物、山の物とともに豊富です。また都会と比較すると、静かで落ち着いて生活できるかと思います。一方で、東京方面へのアクセスがよく、大きな不便を感じません。
 またこれは人柄や県民性でしょうか、県内全体で医師が大事にされているという印象を受けています。とてもありがたいことで、医師が前向きに仕事に取り組むことができる要因になるかと思います。