第8次(前期)茨城県医師確保計画を策定しました
第8次(前期)茨城県医師確保計画を策定しました
県では、医療法第30条の4第1項の規定に基づき、第8次茨城県保健医療計画(令和6年度~令和11年度)の一部として、「第8次(前期)茨城県医師確保計画」を策定しました。
計画の期間
令和6年度(2024年度)から令和8年度(2026年度)までの3年間
計画の概要
本県は全国第43位の医師少数県であるとともに、県内の9つの二次保健医療圏の内、取手・竜ケ崎、鹿行、古河・坂東、筑西・下妻、常陸太田・ひたちなか、日立が全国の下位33.3%に含まれる医師少数区域となっていることから、地域医療構想に基づく各医療機関の役割や機能を踏まえながら、医療提供体制の維持・強化に資する医師の確保に取り組むほか、県内で従事する医師の定着の促進及び医師の地域・診療科偏在の解消を図る必要があります。
政策医療を担う中核的な医療機関が、地域における役割分担に沿った機能を維持・発揮するために、県地域医療対策協議会において医師確保の必要性が認められたもののうち、県が特に緊急的な対応が必要と判断したものを「最優先で医師確保に取り組む医療機関・診療科」として随時、数値目標に設定することにより、各医療圏における医療提供体制の充実を図ります。
医師確保の重点化の視点
視点1 医療提供体制の充実
➤ 全ての県民の安心・安全を守り、質の高い医療を提供します。
視点2 医志(医師を目指す志)の実現とキャリア形成と魅力ある環境づくり
➤ 県内高校生の医学部進学と県内でのキャリアアップ、ライフステージに応じた働き方を支援し、医師が集まる県を目指します。
視点3 関係機関の連携・協働
➤ 県、大学、医療機関、関係団体等が議論を通じて医療資源の最適化を図ります。
中・長期的な施策 | ■ 医師養成過程における総合的な医師確保対策 高校生 ・県内高等学校医学コース、教育ローン利子補給 等 医学生 ・各種修学資金貸与制度、自治医科大学運営支援、地域医療支援センターによる支援 等 キャリア形成 ・地域・診療科偏在の是正に向けた地域枠制度の見直し 等 |
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短期的な施策 | ■政策医療を担う地域の中核病院における最優先の医療機関・診療科の医師確保 医師の派遣調整 ・地域医療構想調整会議との連携による医師配置調整 県外からの医師確保 ・寄附講座の設置、県外大学との連携プログラムの作成促進 等 |
第8次(前期)茨城県医師確保計画の概要(PDF)
第8次(前期)茨城県医師確保計画(PDF)